GOLDEN AGE OF ROCK'N ROLL 1990.7.7 日比谷野外音楽堂

NEO FASCIO TOURが終わった後の夏。
ヒムロックは、いくつかのイベントに出演しました。
その中に、日比谷野音のイベントがありました。
ただ、このイベントの告知に、ヒムロックの名前はありませんでした。
イベントの告知には、ヒムロックのサポートバンド『エスピード』のクレジットと
見る人が見れば、絶対にヒムロック!という横顔のシルエットが載っていました。
シークレットゲストと言っても、わかる人にはモロわかり(笑)

当時、ファン暦1年だった私は
何としてでもチケットを入手したくて
ありとあらゆる手を尽くし
(といっても、電話か店頭発売しか手はなく、あえなく玉砕。
今に至るまで、一般発売でチケットが取れた経験は0です・泣)


NEOの武道館、東京ドームに続いて3度目の生氷室のチャンス。
しかもその日、野音の近くに行く用事があったので
近くにヒムロックがいるのに会えないなんて、ありえない!と思いました。
ネットもない当時、買えなかったチケットを入手する方法として頼りにしていたのは
某デパート内の『ぴあ』の窓口の横にある掲示板。
「チケットゆずります」などの告知をする所があったのでした。
頼みの綱に、見に行ったらありました!
さっそく電話で問い合わせてみると、定価ではゆずれないと言う。
覚悟はしてたけど、ダッフィーでした(汗)
「最低でも倍。じゃないと元がとれない」元ってなに??
威圧的な感じでは無かったので、とりあえず定価を希望して
交渉の末、なんとか1.5倍でゆずってもらう事になりました。
一緒に行ってくれそうだった友達は1.5倍では行かないって事になり
私はひとりで参加となりました。
ライブにひとり参加というのは、これが初めて。
なにしろ、ヒムロックに出逢うまでは自分でチケットをとった事もなく(汗)
ライブには人に誘われて行った事しかなかったのです。

初めてのひとり参加が、ヒムロック単独のライブではなくイベント。
イベント参加も初めて。
他の人が演奏している時は、どうしていたら良いんだ?
そして、野外だから雨が降ってきちゃったら、どうしたら良い?
今となっては、どーでもいいような事をすんごく心配して
ホントにドキドキしていました。

そして当日。
今にも雨が降りそうな天気。
ヒムロックは雨男だときいていたので、これは降るかもしれないと
ひとりでずぶ濡れはイヤ〜〜〜〜(泣)と思ったので
着るもの全体に防水スプレーをかけて行きました。
席は、前から10列目くらいだったでしょうか。
その時の私としては、夢のようにステージに近い!と思いました。

私の隣の席に、夏だというのに長そでで全身黒ずくめの女の子が来ました。
ダッフィーの持っていたチケットは連番だったので
彼女もダッフィーから買ったという事になります。
誰のファンなんだろう?ヒムロックかなぁ?
と思っていたら、彼女のほうから話しかけてきました。
「○○からチケット買ったでしょ?」
「私、○○と友達なんだけど、こんな席しかなくってやんなっちゃう」
おぉお、ダッフィーと友達?(滝汗)
こんな席、っていつもどんな席なのぉー?!
ちょっとビビりながらも、彼女も目的はヒムロックだとわかって嬉しく、心強かったのでした。
(ライブが始まると、ますますビビる事になるのですが・汗)

そして、いよいよ開演。
最初に登場したのはDE+LAX。
このイベントでは、まこっちゃんを観られるのも楽しみにしてました♪
BOOWYの時と変わらずに、パワフルで楽しそうにドラムを叩いていて嬉しかったです。
次はKATZE。
ヴォーカルの人が「今日は時間が無いからさっさと行かないとね。自慢じゃないけど早いのオレ、って唄ってた人も後で出るし」
ってな事を言ったので、キャー!!ほんとにヒムロックがいるんだねぇー!!
とテンションが上がりました♪
次はZIGGY。
ヒムロック以外のバンドの曲は、ほとんど知らなかった私でしたが(汗)
ZIGGYのGLORIAは当時ドラマの主題歌でヒットしていたし好きだったので
ライブで聴けて嬉しかったです。

そしてついに!!待ちに待った、ヒムロックの登場!!
さあさあ、いっちゃいますよ〜!!とばかりに、それまでよりも一層派手に演出されたライティングが盛り上げる中
ステージに現れたヒムロックは「騒ぐか。」とひとこと言い放ちました。(シブイ!!)
リーゼントっぽく立てた髪に
フリンジがいっぱい付いたライダースジャケットにスリムなパンツ。
まさにロックンローラーないでたちでした。

それまでは、盛り上がる人と着席したまま見守る人とがいた客席も
全員総立ちで大盛り上がりでした。
なんだ、みんなヒムロックを待っていたの?!って感じでしたが
終演後に近くにいた子達が「氷室が出るなんてしらなかった〜びっくりしたぁ〜」と言っていたので、知らない人も結構いたのかな。
シークレットの意味も、ちゃんと生きていたんですね(笑)
で、やっぱり天下の氷室京介様には、みんな総立ちだったわけですね(喜)

この時のセットリストは

1. SUMMER GAME
2. SEX&CLASH&ROCK'N ROLL
3. GROWING UP DETROIT
4. REBEL REBEL
5. COOL
6. TASTE OF MONEY
7. TO THE HIGHWAY
8. ANGEL
(↑当時の雑誌より・汗)

3曲目、何だ??って思ったのですが
この時、ヒムロックの『マブダチ』ギタリストのチャーリー・セクストンが参加していたのですよね。
だから、これは彼の曲だったと思います。たぶん、そうでしょう(自信なし・汗)
このイベントのため(ヒムロックのため)に来日した、と言っていたと記憶していますが
ホントでしょーか(汗)
で、せっかく来てくれたチャーリーを、かなり立てているというか
ステージの前方へ出させていたので
私の隣にいた女の子が恐ろしい事を叫びまくっていました(滝汗)
「チャーリーどけーーッ!!氷室が見えないーーーっ!!どけーーー!!」
ああぁ、気持ち、わからなくはないけど、どけって…(怖)
うう、どうかチャーリーの耳に入りませんように。
入っても「どけ」の意味がわからなければ、ただの声援と受け取るか?
と、気が気ではありませんでした(汗)
熱狂的氷室ファンって、コワイ…(泣)
そんな事が強烈な印象を残しておりますが(汗)
ライブはとっても楽しかったです。

SUMMER GAMEの「ガッチュガッチュ」はまだ初々しく(笑)
オーディエンスも「ガッチュガッチュって??」とギモンを感じていたからか
今のように、何の迷いも無く「ガッチュガッチュ!!」と返したりはしていませんでしたね(笑)
SEX&CLASH&ROCK'N ROLLも、今のようなライブバージョンのアレンジになっているのですが
ヒムロック自身が、アルバムに入っているオリジナルのアレンジっぽく唄っている部分もあって
やはり、初々しさを感じます(笑)

そして、あっという間に終わり(泣)
例によって、あっさりとヒムロックは去ってゆきました。

イベントなのだから、最後に参加した人たちが再びステージに集まってセッション
なんて事も期待したのですが、ありませんでした(泣)
ヒムロックとまこっちゃんが同じステージに立つのを観られるかと、ちょっと思っていたんですけどねー。
雨もなんとか降らずに持ちこたえ、初めてのひとりライブ参加はドキドキしながら無事に終わりました。

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